日本にいた頃はちょくちょく簡単な料理をしてたけど、中国に来てからほとんど料理してない。スーパーの食品は日本とはラインナップが異なっていて、一人暮らしは想定していないような巨大な肉塊や見たことない果物や野菜が売ってる。頑張れば料理できるかもしれないが、料理経験値の少ない自分にとってはハードルがやや高い。自炊はせずに、出前かコンビニでサラダチキンとかヨーグルトとか買って出来合いの食事にしている。
料理だけじゃなくて家事全般を日本より楽な方法で済ましている。ハウスキーピングが安価なので、掃除は一切してない。ゴミ捨ては敷地内のゴミ捨て場に24時間置けるようになっていて便利。ゴミの分別もない。唯一ちゃんとやってるのは洗濯ぐらいか。
こういう生活をしてて良いことは時間のゆとりが持てること。日本にいた頃は家事をしてるだけで休日の半日潰れることもあったけど、今は余裕。
ダメなことは生活のメリハリがなくなること。毎日だらだら家事もやらずに暮らしてると楽だけど、なんかダメだ。ハレとケの境界がなくなる気がする。旅行とか非日常のハレを全力で楽しむには、普段の日常のケを真摯に過ごす必要がある。気がする。ケの大切さというか丁寧な暮らしの良さが身にしみてわかってきた。まだ見てないけどPERFECT DAYSってこういうこと？
日本に帰ったらスーパーで買い物して自炊をしよう。トイレ掃除をして、ゴミの分別を守って、天気に合わせて洗濯しよう。
こういうこと書いておいて日本に帰った途端、家事やるのだるすぎ！って言いながら、掃除をサボったりファーストフードに通いまくるの容易に想像できる。
店頭にザリガニのオブジェクトを飾っているお店に行った。中国に暮らして4年近く経つけどザリガニは初めて食べた。
殻を手で分解して中の肉部分を食す。うまい！食感も味も完全にぷりぷりとしたエビだ。泥臭い味を想像していたけど、全然そんなことはない。たぶん香菜(パクチー味)かつ辣な味付けで臭さをなくしてる。
ただ食べながら、甲斐がないなって思う。ザリガニ一匹を手で苦戦しながら剥いて食べれるのはほんの少し。とにかく可食部が少ない。ブラックタイガーはすごいよ、可食部と非可食部の比率が7:3ぐらいだから。ザリガニは3:7ぐらいで剥くのが大変すぎるから、カニ食べてるとき以上に無言になる。
